こんにちは、木多崇将です。

今日は少し難しいかもしれませんが、
めちゃくちゃ興味深い話をしたいと思います。

具体的に言うと、

【あなたが病気知らずになり、
健康で長生きできるシンプルな方法】

と、

【日本農業を救う方法】

について話をします。

あなたは、健康という分野と農業の分野は
直接的な関係がないと思っているかもしれません。

しかし、健康分野と農業分野は、
現在、全く同じパターンの問題を抱えています。

例えば、がん患者が増え続ける問題と、
農薬の使用量が増え続ける問題。

この2つの問題は全く同じ理由から起こっています。

そして、すごく大事なことは、同じ理由で
起こっているから同じ方法で解決できるのです。

実は、ある簡単な1つの行為によって、
あなた自身の病気が治り、しかも、
農業界全体の問題も解決する可能性があるのです。

説明のために、少し自分の話をします。

僕は、最近、「MBTI」という
性格診断にハマっています。

この「MBTI」の分類によると、僕はINTPという
研究者タイプであることがわかっています。

僕は、世の中の複雑な問題を分析して、
誰でも実践可能な、シンプルな解決策を
見つけ出すことが得意なタイプです。

僕から見ると、世の中から病気を無くすことも、
農業の問題を解決することも、ある1つの行為に
よって達成可能です。

あなたが少しでも健康に興味があるのであれば、

「実は、有機農法で作られた野菜は危険だ!」

ということを聞いたことがないでしょうか?

これは本当です。

例えば、過剰に鶏糞などの有機肥料を使うと、
硝酸態窒素という体に悪い成分が野菜に蓄積します。

硝酸態窒素をたくさん含んだ野菜を食べすぎると、
健康を損なう可能性があります。

だから、スーパーなどで売られている

「有機JAS認定」

というシールが貼られている野菜は、
全く安全とは言えません。

「えー、じゃあ、どうやって
安全な野菜を選べば良いのですか?」

今日の話を最後まで聞いてもらえれば、
安全な野菜の見極め方がわかります。

さらに、もし、あなたが農業や野菜作りに興味が
あるのであれば、実践可能な自然農法のやり方も
知ることができます。

無知な消費者でいたくない。

危険な野菜を食べて騙されて早死したくないあなたは、
ぜひ今日の話を聞いておいてください。

では、これから少しだけ難しい専門的な話をします。

できるだけ簡単に、わかりやすく話をするので、
頑張ってついてきてください。

まず、人間に栄養が必要なように、
野菜が大きく育つためにも、当然、栄養が必要です。

例えば、人間に必要な三大栄養素は、
炭水化物、タンパク質、脂質だと言われています。

食物の場合は、窒素、カリウム、リン酸。

この3つの栄養素がとても大事だと言われています。

そして、この中でも、特に窒素。

窒素は、葉や茎を大きくするのに大切な栄養で、
植物にとって最も大事な栄養素だと言われています。

窒素は、人間でいうところのタンパク質に相当します。

人間が筋肉をつけて体を大きくするためには、
タンパク質が必要ですよね?

実際、ボディービルダーのような人たちは、
プロテインでタンパク質をたくさん摂取しています。

野菜などの食物の場合、窒素がタンパク質です。

窒素をたくさん摂取すると、小松菜などの葉物野菜が、
グングン大きく育つことをイメージしてください。

ただ、人間の場合、タンパク質ばかり、
肉ばかり食べると健康に良くないことをあなたは
知っていると思います。

実際、肉ばかり食べていたら、おならが臭くなったり、
便秘になった経験をしている人は多いと思います。

肉ばかり食べると未消化の肉が大腸内で腐敗し、
インドールやスカトールなどの毒素を生み出すと
言われています。

一説では、肉を食べすぎが、
がんの原因の1つではないかと言われています。

そして、
人間がタンパク質を取りすぎると病気になるように、
植物も、窒素を取りすぎると病気になります。

野菜に化学肥料の窒素を与えると、
びっくりするほど一気にグングン育ちます。

しかし、それと同時に、虫に食われやすくなったり、
ウィルスに感染して腐ってしまう病気にかかったり
するのです。

つまり、

【人間も、野菜も同じように、
栄養過剰によって病気が起こっている】

のです。

そして、更に重要なことがあります。

人間の場合、
病気になったら薬を飲んで治そうとしています。

野菜の場合も同じで、
農薬によって病気を治そうとしています。

しかし、現実を見てみればわかるように、
人間が薬を飲んでも、野菜に農薬をかけても
病気は治っていません。

人間のがん患者は増え続け、死者も減っていません。

野菜の病気は増え続け、さらに、抵抗性の細菌が
出てきて農薬も効かなくなって野菜が作れない地域も
出てきているのです。

だから、人間の不健康問題と、野菜の不健康問題は、
ほぼ同じような仕組みで起こっているのです。

わかりますか?

「木多さん。恐ろしいですね・・・」

と、あなたは思うかもしれません。

ただ、あまり深刻になる必要はありません。

両方の問題を一気に解決する方法を、
僕がすでに見つけています。

しかも、すごくシンプルで、
あなたも実践可能な方法です。

あなたがこれから話す方法を実践すれば、
あなたの持病の8割近くは治癒します。

(内臓系の病気であればもっと高い確率で治る)

(あなたが現時点では思いもよらない方法です)

今後、あなたは病気知らずになり、
100歳まで生きることも不可能ではなくなります。

では、あなたが健康になり、さらに、
日本農業を救うシンプルな方法について話します。

ポイントは

【細菌(目に見えない微生物)】

です。

あなたは土の中に、
たくさんの細菌がいることを知っていると思います。

1グラムの土の中には、100万以上の細菌が
いると言われています。

たった1グラムの土の中で、
これだけたくさんいるのです。

畑全体にすると、どれほどの細菌がいるのか
想像することすら難しいです。

とにかく、畑の土の中では、多種多様な菌がひしめき
合って、生きていることをイメージしてください。

それが自然なことだと理解してください。

ただ、現代の化学肥料多用する一般的な農法では、
これら細菌たちに餌を与えません。

化学肥料は野菜にとっての栄養です。

化学肥料は細菌にとっては、
毒でさえあると言われています。

だから、一般的な農法の畑では、
細菌の数がとても少ないと言われています。

少ないだけならまだ良いのですが、細菌の種類の
バランスが崩れて、一部の細菌ばかり増えてしまい
野菜が育たないことが起きているそうです。

(この現象は連作障害と言われています)

この話は一旦、ここでおいておいてください。

次に、あなたは自分の体の中にも
たくさんの細菌がいることを知っていると思います。

人間の腸内の中には
約100兆個の細菌がいると言われています。

これも途方もないほどの数ですね。

ただ、農業の場合と同じように、

【現代人は自分の体の中にいる腸内菌に
餌をほとんどあげていない人が多い】

のです。

例えば、パンのような炭水化物は小腸で吸収されます。

だから、パンは人間の体にとっての栄養であり、
大腸にいる腸内菌たちの餌にはならないのです。

例えば、肉などのタンパク質は消化が悪いので
未消化のまま大腸まで届きます。

しかし、タンパク質を分解する腸内菌は、
インドール、スカトールなどの有害物質を生み出すと
言われています。

そのために、腸内が腐敗して、
アレルギーなどの病気になると言われています。

つまり、現状、多くの人は自分の腸内菌には
餌を与えず、それどころか有害になるものばかり
食べているのです。

これは現代農業と全く同じ構図です。

【慣行農法】

→ 野菜だけに栄養を与えて、細菌に餌を与えない。

→ むしろ、細菌に
ダメージを与える化学肥料を与えている。

【現代人】

→ 自分の体の栄養になるパンばかり食べて、
腸内の善玉菌に餌を与えない。

→ むしろ、
腸内の善玉菌に悪影響の肉ばかり食べている。

つまり、細菌に餌を与えないことで、
同じ問題が起こっているのです。

だから、逆に言えば、
細菌たちにきちんと餌を与えること。

【土の菌たちにも、大腸の菌たちにも、
ちゃんと餌を与えることで、問題が解決するはず】

なのです。

では、あなたは、土の菌たちの餌、
腸内菌の餌とは一体何かわかりますか?

そう、実は、この部分を多くの人が知らないのですが、
細菌たちの餌は、主に、

【食物繊維(セルロース)】

です。

あなたは、食物繊維が体に良いという話は
聞いたことがあると思います。

ただ、食物繊維が健康に良いのは、

「食物繊維がブラシのように
腸内をゴシゴシきれいに掃除をするから」

と思っていませんか?

もちろん、その役割もありますが、食物繊維の本当の
健康効果は、腸内菌の食べ物になるからです。

例えば、腸内菌は食物繊維を分解する時に、
短鎖脂肪酸というもの生み出します。

この短鎖脂肪酸という言葉は聞き慣れないと思いますが、
かなりすごい作用があります。

例えば、牛をイメージしてください。

牛を実際、見たことがある人はわかると思いますが、
大人の牛は、本当にどでかいです。

しかも、牛たちは、基本的に、草しか食べないのに、
あれだけのごつい体を作り出します。

あなたの常識だと、草だけを食べて、なぜあんなに
筋肉がつくのか意味がわからないと思います。

牛が草だけ食べて体が大きくなるのは、

【食物繊維を細菌が分解をして、
短鎖脂肪酸を生み出すから】

です。

短鎖脂肪酸は牛にとっての
主なエネルギー源になると言われています。

つまり、牛は腸内菌が食物繊維を分解するエネルギーで
体を大きくしたり、生きたりしているのです。

そして、とてもとても重要なこと。

それは

【あなたの腸内にも短鎖脂肪酸を生み出す細菌がいる】

ということです。

だから、すごくすごく極端に言えば、あなたは、
食物繊維だけ食べていれば、短鎖脂肪酸のエネルギーで
生きていけるかもしれないのです。

まあ、さすがにそこまでは無理だとしても、
あなたがもう少したくさんもっと食物繊維を
摂ることで、エネルギーに満ち溢れたり、
筋肉がついたり、健康になれる可能性が高いのです。

短鎖脂肪酸は本当に興味深くて、ガン、肥満、糖尿病、
アレルギー疾患などとも、かなり関連があるそうです。

この話まで踏み込むとあまりにも話が長くなるので
やめておきますが、食物繊維をたくさん食べると?

ガンにならない。

太らない。痩せる。

糖尿病にならない。

花粉症などのアレルギーが治る。

このような効果が実際に期待できるのです。

例えば、僕の奥さんのアトピーが改善したのは、
単純に野菜をバクバク食べたからかもしれません。

また、日本の農業も同じように
食物繊維(セルロース)によって救うことが可能です。

この話は、農業をやったことがない人にはもちろん、
農業をやっている人ほど理解しにくいと思います。

なので、

「そんな可能性もあるんだろうな・・・」

くらいの気持ちで、
オープンマインドで聞いてください。

畑などの土の中で、
最も多いのが糸状菌という菌だと言われています。

糸状菌は、約10万種類いるそうで、
人間や植物の病気の原因になる菌もいれば、
人間や植物に有益な菌もいるそうです。

わかりやすく言えば、
糸状菌とは、カビであり、こうじ菌です。

あなたはカビが体に悪いことを知っていると思います。

しかし、同時に、こうじ菌が味噌や甘酒を
作り出すなど有益なことをしてくれることも
知っていると思います。

また、しいたけ、まつたけなどのキノコも
糸状菌の1種です。

だから、糸状菌は
私たちにとって最も身近な菌たちです。

そして、この糸状菌たちの餌は、
主に、落ち葉、枯れ草、木の枝などです。

つまり、

【糸状菌の餌は、食物繊維(セルロース)】

なのです。

そして、糸状菌たちは落ち葉などを分解する時に、
植物の栄養素を生み出すと言われています。

だから、山や森の木などは、肥料を一切
与えていないのに元気に大きく育っているのです。

だから、実は、野菜に化学肥料を与えなくても、
ただ畑に糸状菌の餌となる落ち葉や枯れ草のような
セルロースをたくさん含んだ物質を入れておけば、
野菜は元気に育つものなのです。

これは、今、世間的には

【炭素循環農法】

と言われています。

(特別な農法ではなく、自然の摂理に沿った、
昔から行われている伝統的な農法ですが)

僕は、最近、石川県で炭素循環農法を
している農家さんのところへ視察に行ってきました。

その農家さんの畑では、肥料は一切与えていないのに、
キャベツとか、ブロッコリーが大きく育っていました。

ぶっちゃけ僕自身も、
まだ完璧に炭素循環農法を実践していないので、

「なぜ、肥料を与えなくてこんなに野菜が育つのか?」

頭で理解することができませんでした。

ただ、目の前には確かに、無肥料、無農薬で
大きく育っているブロッコリーがありました。

(しかも、虫食いもほとんどない。炭素循環農法は
虫がつきにくい農法)

さらに、セロリを一口食べさせてもらったのですが、
とても爽やかな風味で、後味がすっきりしていたことが
印象的でした。

この話に踏み込むと長くなるので止めておきますが、
とにかく、化学肥料なしでも野菜を育つ現実が
あります。

もし、落ち葉、枯れ草、竹チップのような
セルロースを畑に入れるだけで野菜が健康に育つので
あれば、農薬を使う必要がなくなります。

だから、日本農業を救う可能性があるのです。

農業だけではなく、地域社会も救う可能性もあります。

例えば、現在、田舎では住民の高齢化が進み、
草刈りができなくなりつつあります。

さらに、草刈りがめんどくさいからと言って、
除草剤を撒く人たちが後を経ちません。

しかし、草刈りで刈った草で
野菜が元気に育つとしたら?

農家の人は喜んで草刈りするだろうし、

「お金を払うから草を刈らしてくれ」

という人も現れるかもしれません。

何より、除草剤など
撒こうとする人もいなくなると思います。

例えば、現在、山など見向きもされず
荒れまくっていますが、落ち葉や竹で野菜が
育つとしたら、みんながこぞって山に入って
手入れをしたり、竹林の整備をするだろうと思います。

今日の話をまとめます。

あなたが健康になるためには、食物繊維(セルロース)を
たくさん食べれば良いのです。

元気な野菜を育てるためにも、食物繊維
(セルロース)をたくさん与えればよいのです。

たったこれだけのことで、
健康の問題も、農業の問題もすべて解決します。

とってもシンプルで、
実践可能なアイデアではないでしょうか?

現在、多くの人が病気になっている最大の原因は
食物繊維の不足です。

ラーメン、ハンバーグ、カツ丼、からあげ、
明太子パスタの中には食物繊維がほぼ入っていません。

サラダを食べて食物繊維を取っている気に
なっている人がいますが、少なすぎます。

おそらく、あなたのイメージしている10倍くらいは
食物繊維を摂る必要があるのです。

食物繊維を食べることによって、
腸内で短鎖脂肪酸が生み出されます。

例えば、短鎖脂肪酸は
過剰な食欲を抑える役割があるそうです。

もしかしたら、食物繊維をたくさん取ることで
痩せることができるかもしれないのです。

ちなみに、自分で野菜を作って、
毎日食べるようになってから体重のことを
気にしなくなっています。

(あなたが健康に興味があるのであれば
短鎖脂肪酸について調べてみてください)

だから、あなたは今後、ほんの少しで良いので

【腸内菌に餌を与える。腸内菌のために野菜を食べる】

という意識を持ってください。

多くの人はここの意識がないのです。

多くの人は、
サラダは自分の栄養だと思っていますが違うのです。

野菜などの食物繊維は、あなたの腸内菌の餌なのです。

あなたは自分のお腹の中に
ペットを飼っていると思ってください。

その大切なペットに餌を与えてください。

きっちりと食物繊維を取っていれば、僕は、
ほとんどの病気は治るし、防げると予測しています。

やることはとてもシンプル。

野菜をたくさん食べるだけです。

農業も同じです。

現代農業の問題は、まず、化学肥料に頼り過ぎなこと。

窒素、カリウム、リン酸が入った化学肥料を
与えることは、炭水化物、タンパク質、脂質を
取りすぎている状態です。

つまり、スーパーで売られている野菜 
= 「メタボのおじさん」です。

メタボおじさん野菜は、病気になって当たり前だし、
病気になるから農薬を使わざるを得ないのです。

僕は、現時点では、今後の農業は
炭素循環農法が主流になると思っています。

この炭素循環農法は特別ではありません。

元々、日本でずっと行われてきた農法です。

昔の農家は、山の青草や、木の枝や落ち葉を
集めてきて、田んぼに入れて米や野菜を
作っていました。

だから、それを単純に復活させるだけです。

元々、
化学肥料や農薬が不必要だっただけの話なのです。

少し難しい話だったと思います。

おそらく1度で理解するのは難しいと思うので、
ぜひ、ゆっくりと何度か読み直してもらえたらと
思います。

もし、疑問点など
あったらメールしてくれたらお答えします。

最後、もう1度繰り返します。

あなたが健康になるためには、食物繊維(セルロース)を
たくさん食べれば良いのです。

元気な野菜を育てるためにも、食物繊維
(セルロース)をたくさん与えればよいのです。

たったこれだけのことで、
健康の問題も、農業の問題もすべて解決します。