抗生物質を与えたブタやニワトリは
早く成長して大きくなったり、
脂肪がつきやすくなると言われています。

ということは、人間でも抗生物質を
飲んでいる人は太りやすくなるかもしれません・・・。

こんにちは、木多崇将です。

今日は、
ダイエットについて少し話をしたいと思います。

世の中には
カレーライス、ラーメン、牛丼、ハンバーガー、
クリームパン、チョコレートケーキなどなど、
たくさんの美味しいものが溢れています。

だから、ついつい食べすぎて太ってしまって、
ダイエットしたい人が多いと思います。

あなたも今まで1日1食置き換えダイエットとか、
酵素ジュースを飲むファスティングダイエットとか、
ビリーズブートキャンプのようなダイエットを
試したことがあるかもしれません。

しかし、やってみたダイエットがほとんど続かない。

目標の体重まで痩せる前に挫折してしまう。

「私は意志が弱いのかな?努力が足りないのかな?」

と、あなたは悩んでいるかもしれません。

ただ、今日は

「こうすれば確実に痩せられますよ!」

という話はしません。

僕自身、5キロ以上痩せた経験がないからです。

今日は

「ダイエットに関してこういう捉え方、見方もあるよ」

という方向性の話をしたいと思います。

僕は、現在、巷で流れている
ダイエット論にはすごく疑問を感じます。

ほとんどのダイエット論は、とても薄かったり、
短絡的だったり、物事の1面しか見ていなかったり
していると思います。

だから、今日、あなたはこのメールを読んで、
テレビで流れているダイエット情報だけを
鵜呑みしないようにして欲しいと思います。

例えば、冒頭に言ったように抗生物質を
与えたニワトリは太りやすくなるそうです。

これが本当で、人間も同じように太るのだったら?

もし、その他の薬でも太る可能性があったら?

もしかしたら、薬を飲むのをやめるだけで
痩せることができる人もたくさんいるかもしれません。

また、現在のダイエット論は「早く痩せること」
だけに特化して、健康面をほとんど考慮されて
いないと思います。

例えば、テレビの企画で

「ダイエット成功!
たった1ヶ月で5キロも痩せました!」

というタレントをよく見かけると思います。

しかし、ダイエットに成功した彼ら、彼女らは
総じて、頬がコケて、シワが増えて、
老け込んでいるように見えます。

これは、多くのダイエットのやり方が
健康面の考慮がゼロだからです。

例えば、炭水化物や、糖質を取らないダイエットを
やっている人がいると思います。

糖質を抜くと、確かにすぐに痩せます。

しかし、晩ごはんに炭水化物をたくさん食べて、
腹いっぱいになって、グーグー寝た方が長生きが
できるというデータがあるそうです。

これが真実かどうかはわかりません。

ただ、これは従来の

「夜に炭水化物を取りすぎてはいけない」

「食事は寝る3時間前までに終わらせること」

というダイエット理論とは真逆のことです。

真逆になるのは、多くのダイエット理論が

「とにかく早く痩せること」

だけに焦点を合わせているからです。

だから、あなたは最低限、現在のダイエット理論が

「とにかく早く痩せること」

だけを優先にして、健康面を度外視している場合が
多いことを認識しておいて下さい。

あなた自身、もし5キロ痩せても、
お肌がボロボロになったら嫌じゃないですか?

体重が5キロ減ったけど、寿命が5年縮まったら
意味がないどころか、本末転倒じゃないでしょうか?

また、現在のダイエット論の中には、理屈的に
納得できないものもあります。

例えば、「カロリー計算ダイエット」です。

カロリー計算ダイエットとは、簡単に言うと

「摂取するカロリーよりも、
消費するカロリーを増やすようにしましょう!」

というものです。

例えば、

「摂取カロリーを1500キロカロリーにして
消費カロリーを2000キロカロリーにすれば
痩せますよ」

というものです。

確かに、この理屈は間違っていないと思います。

もちろん、
この方法で痩せることもできると思います。

しかし、カロリーによって太る、
太らないが決まるという部分がどうも納得できません。

あなたは痩せの大食いという言葉があったり、
実際にかなりの量を食べても太らない人が
周りにいると思います。

「たくさん食べても太らないのは、
その人が代謝がいいからですよ!」

確かに、若い時は代謝が良いので、
いくら食べても痩せていたけど、中年になるにつれて
少しずつ太っていく人がたくさんいます。

なので、もちろん、代謝も太る、太らないに
関係していると思います。

しかし、本当に代謝だけなのでしょうか?

どう考えても、自分よりもたくさんの量を
食べているのに痩せている人が、
あなたの周りにいないでしょうか?

実は、

【太る太らないを決めている原因の1つに
腸内菌が関与している】

という説があります。

人間のお腹には、100兆個以上の細菌がいます。

人間の体の細胞数は全部で47兆個です。

だから、あなたの体の細胞よりも
たくさんの腸内菌が存在しているのです。

この腸内菌たちは主に小腸の終わりとか大腸に
たくさん存在して、消化しきれなかった肉とか、
食物繊維を分解する役割を担っています。

そして、この腸内菌の種類や数は一定ではなく、

【食べるものによって菌の種類が変化する】

と言われています。

例えば、一定期間、チョコレートやケーキなど、
甘いものばかり食べていると、単純糖質が好きで、
単純糖質を分解してエネルギーにする菌がたくさん
増えるそうです。

そうすると?

ちょこっとチョコレートを食べるだけで
太ってしまう体質になるそうなのです。

よく

「私は太りやすい体質なの・・・」

という人がいると思いますが、こういう人は
代謝が低いだけではなく、太りやすい腸内菌をたくさん
持っている可能性があるのです。

もし、この説が本当だったら?

しばらく甘いものをやめて、
他の菌が増えるような食生活を
すれば痩せる可能性があるということです。

例えば、食物繊維をたくさん食べて、
食物繊維を分解する菌を増やせば
痩せる可能性があるのです。

ここでいきなりですが、あなたは大腸菌について
どういうイメージを持っていますか?

「大腸菌ってO-157とか
食中毒の菌ですよね?危険です!」

「大腸菌は悪玉菌だと聞いたことがあります」

というイメージを持っている人が多いと思います。

確かに、大腸菌の中には、
食中毒を起こすものがいます。

また、人間のお腹にいる大腸菌は肉を分解して、
有毒のアンモニアを生み出したりしています。

しかし、

【大腸菌は食物繊維があると、食物繊維を分解して
人間にとって有益なビタミンや酸などを生み出す】

という性質を持っているそうです。

つまり、「大腸菌は悪玉菌!」
と固定されていないのです。

大腸菌は、あなたが食べたものによって、
悪い振る舞いをしたり、良い振る舞いを
したりするのです。

あなたが肉ばっかり食べていれば不健康になり、
あなたが野菜をたくさん食べていれば健康に
なるということなのです。

少し話が逸れましたが、要するに、
甘いものばかり食べずに、肉ばかり食べずに、
食物繊維をたくさん食べていれば、それだけで太らずに
健康になれる可能性もあるということです。

実際、マウスの実験で、食物繊維をたくさん
食べさせたら、かなりのカロリーを摂取しても、
肥満にならなかったという結果があるそうです。

あなたは韓国に行ったことがありますか?

韓国食は、本当に素晴らしくて、
外食するとキムチとかちょっとした野菜の
前菜のようなものが無料でたくさん出てきます。

例えば、韓国では、焼き肉を食べても
こういう付け合せがあるから、
野菜をたくさん食べられるのです。

だから、韓国は太っている人が
少なかったという歴史があるのだと思います。

(現在は少しずつ変わってきているとは思いますが)

この韓国食にならって、僕たち日本人も
もっと野菜を食べた方が良いと思います。

現在、僕は家で、大根キムチ、白菜の漬物、
タクアンなどを作っておいて、
それを毎日食べるようにしています。

食物繊維をたくさん食べていればおそらく
今以上に劇的には太らないだろうし、
もし、痩せなくてもとても健康にはなれると思います。

今日のダイエットの話は

「早く痩せるということばかりではなく、
もう少し健康面も考慮して欲しい」

という思いを伝えたくて書きました。

現在、好きな人がいたらその人のために

「1ヶ月で5キロ痩せたい!」

と焦る気持ちはわかります。

ただ、いくら痩せても肌がボロボロになったり、
寿命が縮まったりしては本末転倒だと思います。

しかし、現在のダイエット論は、本当に
不健康になる情報ばかりだと思います。

例えば、
ランニングをすれば確かに脂肪が燃えて痩せます。

しかし、酸素を取り入れて脂肪を燃やすプロセスは、
鉄が酸化して錆びるのと同じプロセスです。

つまり、あまりに激しく長期間ランニングしすぎれば、
あなたの体は錆びてしまうのです。

マラソン選手が老けて見えるのは
酸素を取り入れすぎているからだと思います。

もちろん、適度であればランニングは痩せたり、
血液循環も良くなり、健康にも良いと思います。

しかし、過剰にやりすぎれば
不健康になりかねないのです。

とにかく、健康面が
考慮されていないダイエット情報が多すぎます。

だから、あなたはテレビのダイエット情報だけを
鵜呑みにせず、自分でも色々調べてから、
ダイエットをしてください。

もし、わからないことがあれば、
僕に質問してくれてもいいと思います。