こんにちは、木多崇将です。

今日は、あなたが知っておいて損をしない
野菜の情報をシェアしたいと思います。

僕の野菜作り歴は、なにげにもう4年以上になります。

もちろん、僕の野菜に関する知識も技術も、、
まだまだ未熟な部分があります。

しかし、僕が自分で野菜を作ったからこそわかった
貴重な情報がたくさんあります。

なので、今日は少し豆知識的な感じで、
僕が持っている野菜の知識をシェアしたいと思います。

今日の話を知っておくと、
新鮮で美味しい野菜を選ぶことができたり、
農薬の害を抑える野菜選びができたり、
子供への食育をすることができると思います。

あなたが家族の健康を守るべき主婦だったり、
親だったりする場合。

もしくは、将来的に親になるつもりが1ミリでも
あるのであれば、今日の話を聞いておいて欲しいと
思います。

いきなりですが、クイズです。

キャベツ、ハクサイ、ダイコン、カブ、
ブロッコリー、コマツナ、ミズナ。

これらの野菜に共通することは、一体何でしょうか?

・・・・・

・・・・・

・・・・・

答えは・・・・、上記の野菜はすべて
アブラナ科の野菜だということです。

あなたは、普段から
アブラナ科の野菜を頻繁に食べていると思います。

例えば、串カツやトンカツの付け合せに
キャベツを食べたり。

例えば、ファミレスのサラダバーで

「お、ブロッコリー発見!栄養満点♪」

と思って食べたり。

例えば、これから時期、寒い冬には、
鍋でハクサイやダイコンは欠かせないと思います。

そう、アブラナ科の野菜というものは、
とても美味しいという特徴があり、
日本人にたくさん食べられています。

ただ・・・、あなたは知っていますか?

アブラナ科の野菜は、野菜の中でも

【特に虫に食われやすい特徴がある】

ということを。

(ダイコンとカブを除く。
ダイコンは例外的に少し虫に食われにくい)

例えば、キャベツはアオムシ、ヨトウムシ、
アブラムシなどの害虫にとても食べられやすいです。

なので、ネットをかけて防いだり、農薬を撒かないと
虫食いで、まともに育てることは不可能です。

(ネットをかけてもすき間から虫は入ってきます)

つまり、キャベツは無農薬で、虫食いなくキレイに
つくるのはとてもとても難しい野菜なのです。

だから、あなたが普段、食べているキャベツは
たっぷりと農薬がかけられていると思ってください。

同じように、ハクサイ、ブロッコリー、コマツナ、
ミズナなどもたっぷりと農薬がかかっていることを
知っておいてください。

なぜ、アブラナ科の野菜が
虫に食われやすいことを知っておいて欲しいのか?

それを知っておけば、
なるべく農薬の害を避けられるからです。

例えば、農薬がたっぷりかけられていることを
知っておけばなるべく、キャベツやハクサイの
外葉は外すようにすると思います。

例えば、野菜をよく水で洗ったり、
生よりも加熱して食べたりするようになると思います。

例えば、ミズナとシュンギクがあって、

「どちらを鍋に入れようかな・・・?」

と悩んだとしたら、
シュンギクの方を選ぶようになると思います。

シュンギクはキク科の野菜で、あの独特の香りによって
あまり虫に食われません。

(ちなみに、レタスもキク科の野菜で、
レタスもそれほど虫に食われない野菜です)

アブラナ科の野菜に農薬が多用されている現実を
知っていれば農薬の害を最小限にできると思います。

次に、2つ目の、
あなたに知っておいて欲しい野菜の知識です。

あなたは、ダイコン、ニンジンを
作るのが難しいと思っていませんか?

「ダイコン、ニンジンは大きく育てるのが大変で、
素人には作るのが難しいんじゃないか?」

というなんとなくのイメージを持ってないでしょうか?

しかし、実は、ダイコン、ニンジンは
かなり作りやすい部類の野菜です。

ニンジンは発芽が難しいのですが、
発芽すればかなり安定して育ちます。

ダイコンに関しては、発芽も簡単で
かなりやせ地でも育てることが可能です。

なぜ、タイコン、ニンジンは簡単に育てられるのか?

それは、

【ダイコンやニンジンは根菜類だから】

です。

あなたは植物が根から水分や栄養を
吸収していることを知っていると思います。

ダイコンやニンジンは、
約半分が根っこなんです。

つまり、ダイコンやニンジンは、
とても大きくて太い根っこを持っている。

だから、根から水分や栄養を
モリモリ、ガンガン吸収することができるのです。

だから、ダイコンやニンジンは、水分が少なかったり
栄養が少ないやせ地でも育ちやすいのです。

また、ダイコンやニンジンは、ある程度、
虫にも強い傾向があります。

さきほど、アブラナ科の野菜はとにかく
虫に食われるという話をしましたが、
ダイコンは例外的にあまり虫に食われにくいのです。

特に、ニンジンは、葉っぱに独特の匂いがあるので
さらに虫に食われにくいです。

なので、ダイコン、ニンジンなどは、
家庭菜園であれば、比較的簡単に無農薬で作れます。

ということは、スーパーで売られている
市販のダイコンやニンジンもそれほど農薬の害は
強くないと思います。

(葉っぱを食べる訳ではないということも
農薬の害を抑える大事な要素)

次に、3つ目の
あなたに知っておいて欲しい野菜の知識。

この時期、スーパーでは大きくて、
立派なハクサイやらダイコンが
大量にドーンと売られていると思います。

それを見て主婦が

「わぁ、大きくて美味しいそう!
早速、今日の鍋で使いましょう♪」

と思って買っていると思います。

しかし、あなたは野菜たちが
ドンドンまずくなっていることを知っていますか?

よくおじいちゃん、おばあちゃんが、

「昔の野菜の方が美味しかった。
今の野菜は味がない!」

というのを聞いたことがあるかもしれませんが、
これは本当のことなのです。

今の野菜は、とにかく見栄えだけが優先されて、
味がしなくなっているのです。

例えば、現在、多くの農家で作られているダイコンに
「耐病総太り」という品種のダイコンがあります。

この品種は、名前の通り、病気に強く
大きく太く育つという特徴があり、
農家に喜ばれています。

ただ、1つ欠点があって
ダイコン特有の味があまりしないのです。

実際、僕は自分で、「耐病総太り」というダイコンと、
「ふじ宮重」という品種のダイコンをそれぞれ作って
食べ比べをしています。

すると、明らかに、「ふじ宮重」という長年自然栽培で
育てられ続けた種類のダイコンの方が、深い味わいが
して美味しいのです。

「えー?なんで、
そういう美味しいダイコンをスーパーで売らないの?」

とあなたは思うかもしれません。

それは、僕たち消費者が悪いのです。

多くの人は、スーパーで

【見た目と値段だけ】

でダイコンを選びます。

「どのダイコンが美味しいかしら?」

と、味で選ぶ主婦は皆無だと思います。

だから、農家はそういう消費者のニーズに
応えるためにとにかく大きくて、
キレイなダイコンを作ろうとします。

たとえ、どんなにダイコンの味がしなくなって、
どれだけ、ダイコンが不味くなったとしても・・・。

だから、野菜がドンドン不味くなっている現状は
ある意味、消費者の無知が生み出していることでも
あるのです。

例えば、果物も
甘みばかり強くなっている傾向があると思います。

あなたも、スーパーで「糖度12度」というような
シールがりんごに張ってあるのを見かける時が
あると思います。

世間的に、
果物は、糖度が高いことが良しとされてきて、

「甘い = 美味しい」

と勘違いしている人が多いように感じます。

しかし、僕は、例えばリンゴの美味しさの秘訣は
甘みと酸味のバランスだと思っています。

甘ければ甘いほど美味しいのであれば、白砂糖を
バクバク食べておけば良いと思うのです・・・。

僕は、本来、野菜や果物たちは、もっと独自の
個性的な味があったのではないかと予想しています。

それが長年の品種改良の中で
失われてしまったのではないかと思います。

品種改良自体は、人類が長年行ってきたことなので
否定はしません。

ただ、昨今の品種改良は、消費者のニーズに
応えるために野菜の味を損なっているような気がして
残念になりません。

では、最後4つ目の
あなたに知っておいて欲しい野菜の知識。

先日、「ガイアの夜明け」というTV番組で、
ある農業のベンチャー企業が特集されていました。

その農業ベンチャーは、ハウス栽培で、水耕栽培で、
機械に管理させて、簡単にバジルを栽培するという
ものでした。

そのベンチャー企業の社長は

「未経験者でも、
誰でも簡単に野菜が作ることができる!」

と言って、その水耕栽培のシステムを熱心に
売り込んでいました。

僕は、これを見ていくつかの疑問が湧いてきました。

僕の知っている知識では、水耕栽培と
いうものはそれほど簡単ではないと聞いています。

水耕栽培をしようとすると、
カビにやられることが、かなり多いそうなのです。

考えてみれば当たり前のことです。

通常の土の栽培であれば土の中に
多種多様な微生物や菌がいます。

多種多様な菌が存在することで、
悪い菌だけが増殖できないようになっているのです。

しかし、水耕栽培の水は無菌です。

だから、もし外部から少しでもカビなどの菌が
侵入すれば一気に増えてしまうのです。

もちろん、徹底的な衛生管理をすればいいのですが、
そのためには農薬の使用が必要になります。

だから、まず、水耕栽培は

「そんなに簡単にできないだろ?」

「できても安全な野菜とは言えないんじゃないか?」

という疑問が湧いてきました。

さらに、僕の個人的な意見を言うと、
そんな野菜は食べたくないということです。

僕は

【強いものを食べれば強くなる。
弱いものを食べれば強くなる】

と思っています。

例えば、狭いゲージの中で身動きも取れずに
餌だけ与えられて育てられたブロイラーと、
放し飼いで、自由に動き回って、自分で草とかミミズを
食べて育った地鶏と、あなたはどちらを食べた方が
健康になれると思いますか?

当然、地鶏を食べた方が健康になれると思います。

同じように、ハウスの中で過保護に育った
バジルを食べるより、風に吹かれても倒れず、
大雨に打たれても耐えて、太陽の光を浴びても枯れずに
元気に育ったバジルを食べた方が健康になれると
思います。

だから、個人的に

「そんな問題だらけの水耕栽培を普及させんなよ!」

と思ってしまいました。

僕は食べ物というものは

1:美味しいかどうか?

2:安全なのか?

3:健康になれるのか?

という3つの要素があると思います。

なるべくこの3つを
満たすことが大事だと思っています。

水耕栽培のバジルは美味しいかもしれませんが、
安全ではなかもしれないし、健康にもなれない
ように思います。

ただ、・・・、そういう現状を作り出しているのは、
僕たち消費者だと思います。

多くの人が安全かどうか疑わしいバジルを
手に取らなければ、売り手は売りたくても
売れないのです。

だから、僕は、今後少しずつでも、いわゆる「食育」
のようなことをしていかないいけないと思っています。

だから、あなたも自分自身で少しでも
食の知識を身に着けたり、最低自分の子供に対しては、
正しい食育できるようになって欲しいと思います。

多くの人は、気づいていなかったり、見て見ぬふりを
していると思いますが、たくさんの食の問題が
横たわっています。

例えば、共働きの主婦が増えすぎて、
スーパーでは生鮮食品がものすごく少なくなって
加工食品ばかり売っている問題があると思います。

例えば、いつか詳しく話したいと思いますが、
加工食品に含まれている添加物や化学物質が
アレルギー、ガンなどの現代病を生み出していると
思います。

・・・・・、すいません。

農業や食の問題について話すと、どうしても
熱くなって説教臭くなってしまいます・・・。

あまりに説教臭くならないように注意しますが、
多少は勘弁して聞いてやってください。

あなたに直接関係ない話と思うかもしれませんが、
社会全体で見た時に、食の問題は本当に
どうにかしないといけないと思います。

たまには、こういう社会的な話もするので
聞いておいて欲しいと思います。