こんにちは、木多崇将です。

僕は起業してから10年以上、
毎日コツコツと勉強してきました。

毎日50分以上の読書で、毎月30冊以上の本を読む。

さらに、オーディブルのような音声教材で、
散歩や移動や単純作業の最中、地道に勉強を
続けてきた自負があります。

そのおかげで、最近、
脳が覚醒してきている感覚があります。

少し具体的に言うと、今まで見えていなかったことや、
みんなが見えていないことが、
見えるようになってきている感覚があります。

例えば、コミュニケーションの面でも、
今まで自分でも気づいていなかった部分が
鮮明に見えるようになってきました。

今日の話の結論から言っておきます。

【あなたが信じているコミュニケーションの
理論や方法は、根源から間違っている可能性が大】

です。

例えば、

「桃太郎伝説の発祥が岡山ではなかった。
実は、桃太郎伝説の発祥はロサンゼルスだった」

と言われたら、あなたはびっくりすると思います。

今から、これと
同じくらいインパクトのある話をします。

はっきり言って、現在、世の中で多くの人たちの
人間関係がうまく行っていないのは、
コミュニケーションの根源から間違っているところが
大きいと思います。

単純に、みんなが間違ったコミュニケーションの
理論を信じて、実践しているから
ミスコミュニケーションが起こりまくっていると
思います。

あなたが今日の話を聞いておけば、
あなただけは、コミュニケーションにおいて、
大きなミスを起こさなくなると思います。

確実なところで言うと、例えば、恋人を作って、
結婚して、幸せな家庭を築くことは、鼻歌交じりで
可能になります。

例えば、人に嫌われたり、悪口を言われたり、
仲間はずれにされることが不可能になります。

理由はこれから詳しく話しますが、結局、そもそも、
みんなが信じ込んでいる一般的な
コミュニケーション理論が根本的にデタラメだから
です。

今日は、僕が発見したコミュニケーションの根源に
ついて話をしたいと思います。

では、まず、現在の一般的なコミュニケーション理論は
どのようなものなのでしょうか?

僕は、グーグルで、

「コミュニケーション 方法」

と検索してみました。

そして、1ページ目の最上位に表示されている
サイトを開いて、どのようなことが書いてあるか
読んでみました。

すると、そのサイトには、

「上手にコミュニケーションをとる方法とは?
押さえておくべき5つのポイント」

というタイトルで、

1:相手に興味、関心を持つ
2:好印象を心がける
3:信頼関係を築く
4:良い聞き手になる
5:質問上手になる

という5つのポイントを提示していました。

また、具体的なコミュニケーションのテクニックとして

相手の仕草や動きをあわせる「ミラーリング」

相手の言葉を要約して繰り返す「バックトラッキング」

イエス・ノーで答えられない、
自由な答えを引き出す「オープンクエスチョン」

こういうテクニックが紹介されていました。

そして、ページの締めくくりとして

————————————————–

今回ご紹介したミラーリングやバックトラッキング、
ペーシング、傾聴などのコミュニケーションスキルは、
NLP(神経言語プログラミング)という実践心理学の
技法の1つです。

NLPは、人間関係を円滑に進めるための
コミュニケーションスキルを学べるため、
多くのビジネスパーソンに取り入れられています。

————————————————–

と書かれてありました。

このページが、NLP(神経言語プログラミング)を
元にしたコミュニケーション理論を紹介していることが
わかると思います。

おそらく、あなたがコミュニケーションを少しでも
勉強したことがあるなら、NLPについて何度も目や耳に
したことがあると思います。

このNLP(神経言語プログラミング)
についてよくわかってない人が多いと思いますが、
NLPとは、簡単に言えば、

【チャード・バンドラーとジョン・グリンダーという
アメリカ人のおっさん2人が体系化した人間心理と
コミュニケーションに関する学問】

です。

そして、その理論は、

ミルトン・エリクソン(催眠療法)
フリッツ・パールズ(ゲシュタルト療法)
バージニア・サティア(家族療法)

この3人がやっていたことを体系化させたものです。

つまり、NLPとは、

【カウンセリングとか、
セラピーを元に作られた理論である】

ということです。

NLPが開発された1970年代のアメリカでは
ベトナム戦争が起こり、心理的な疾患を抱えた帰還兵が
多く、社会問題となっていたそうです。

その帰還兵への精神的ケアに
大きな効果をもたらしたのがNLPだったそうです。

その後、NLPはその効果が評価され、
広まることになったそうです。

しかし、あなたはおかしいと思いませんか?

別に、私たちはカウンセラーやセラピストを
目指している訳ではありません。

まして、私たちが、普段接している人たちは、
精神を病んでいない普通の人たちなのです。

なのに、

【カウンセリングやセラピーのノウハウを
元にコミュニケーションを取っていること自体が
根本的におかしい】

と思いませんか?

現在、一般的に普及しているコミュニケーション理論の
根源を辿っていくと、ほとんどの場合で海外発祥の
カウンセリングノウハウにたどり着きます。

例えば、

「ラポール」

あなたも1度くらい聞いたことがあると思います。

ラポールをウィキペディアで調べて見ると、

————————————————–

ラポール (rapport) とは臨床心理学の用語で、
セラピストとクライエントとの間の心的状態を表す。

元は、オーストリアの精神科医フランツ・アントン・
メスメルが「動物磁気」に感応したクライエントとの
間に生じた関係を表現するために用いた語である。

————————————————–

はっきりと精神科医が
生み出したものだと言うことがわかります。

そう、ここです。

ここなんです。

なぜ、ここに誰も疑問を持たないのでしょうか?

【カウンセラーやセラピストが
患者に使って効果があるノウハウ
= 一般人同士のコミュニケーションに効果がある】

なぜ、これがイコールになるのでしょうか?

はっきりと誰も理屈で説明していないのです。

僕が矛盾を指摘します。

カウンセラーと患者の関係と、
学校での友達関係は、全く異なる状況です。

「相手に興味、関心を持つ」という教えや
「ミラーリング」のようなテクニックは、カウンセラー
と患者という上下関係があるからこそ成り立つのです。

学校などの対等な人間関係ではほとんど役立たない。

むしろ、ミラーリングのようなカウンセリングの
ノウハウを意識するから、コミュニケーションが
うまく行っていないと思います。

「なるほど、木多さんの意見は一理あると思います。
でも、じゃあ、木多さんが考えるコミュニケーション
の根源はどこにあるんでしょうか?」

これは、人類の長い歴史をからコミュニケーションの
根源を探すのが良いと思います。

進化の歴史を考えれば、ほとんどの
人間の機能は必要に迫られて生じています。

例えば、人間は、
暑さに対応するために汗をかくようになっています。

例えば、女性のおっぱいは男性の性欲を刺激するために
大きくなったと思います。

同じようにコミュニケーションも、人類の進化の過程で
必要に迫られて生み出されたものだと思います。

だから、人類の歴史からコミュニケーションの根源を
探してみたいと思います。

私たち人類は、約600万年前に類人猿
(いわゆるチンパンジー)から分かれたと
言われています。

600万年前、途方もない大昔、
人類の周りにはマンモス、サーベルタイガー
アナコンダなどの猛獣がウヨウヨいて、人類は、
とてもか弱い生き物に過ぎませんでした。

だから、人類は、
嫌でも集団で生活する必要があったと思います。

実際、人類は、常に100人前後
(最大でも150人以下)で集団生活をしていた
と言われています。

そして、人類が集団が生活するためには、
協力する必要があったと思います。

例えば、みんなが一斉に狩りに
出かけてしまうと子育てをする人がいません。

だから、男性は狩りに出かけ、その代わり
女性は家事と子育てをして仕事を分担するなどして
協力する必要があったと思います。

そして、このようにうまく協力するためには、
どうしてもコミュニケーションが必要だったと
思います。

だから、

「俺が狩りに行って獲物を取ってくる。
その代わりにお前は家事と育児を頼むな」

というような言葉の
コミュニケーションが生まれたのだと思います。

この考察が正しければ、コミュニケーションは
人類が協力して、生き延びるために生み出されたもの
だと考えられると思います。

だから、

【協力】

【生き残り(サバイバル)】

この2つの要素こそがコミュニケーションの
根源にはあるのではないかと僕は考察します。

例えば、人間に近いサルも、この2つの要素を
満たしたコミュニケーションを取ります。

例えば、サルたちの鳴き声は、私たちにはすべて
同じようにキーキーという声に
聞こえるかもしれません。

しかし、サルたちも、
ある程度の言葉を使い分けるそうです。

例えば、タカが現れて、それを見つけたサルが
「キーキー」と叫んだ場合、他のサルたちは
一斉に身をかがめるそうです。

例えば、毒ヘビが現れて、それを見つけたサルが
「キーキー」と叫んだ場合、他のサルたちは
一斉に木に登るらしいのです。

つまり、サルたちは言葉の使い分けることによって
コミュニケーションを取り、協力して
生き延びることを達成しているのです。

さらに、人間はもっと高度で洗練された形で

【協力】【生き残り(サバイバル)】

を満たしたコミュニケーションを取ります。

例えば、

【ビジョンの共有】

です。

これは、動物の中で人間だけが可能な
ものすごく高度なコミュニケーションです。

人間は、まだ起きていない未来の出来事を想像して、
さらに、それをみんなで共有が可能です。

例えば、大昔、

「土を耕して水を入れたら米が作れるんじゃないか?」

と言い出した人がいたと思います。

それに対して、
「そうだ。できるかもしれない。やってみよう!」と
同調した人たちが現れて農耕時代がはじまったと
思います。

このように、人間はまだ起こっていない理想的な
未来像を思い描き、その未来像を共有して協力できる
という特殊能力を持っています。

また、あなたが実は、コミュニケーションと
思っていないことも、

【協力】【生き残り(サバイバル)】

この2つを満たしていて、
コミュニケーションである場合があります。

例えば、多くの人はジェットコースターに
乗った時、キャーキャーと叫び声を上げると思います。

例えば、多くの人はお化け屋敷に入った時、
驚きの表情を取ると思います。

実は、これも1種のコミュニケーションなのです。

例えば、原始時代、
3人で森の中を歩いていたとします。

その時に、誰かが毒ヘビを見つけた時「ギャー」と
叫び声を上げれば、その声に反応して警戒心を瞬時に
高めてヘビに噛まれる可能性を下げられたと思います。

例えば、サーベルタイガーを見つけた時は叫び声は
あげられませんが、驚いた表情をすることで、周りに
危険を伝えて襲われる確率を下げられたと思います。

だから、女性たちがキャーキャー騒いだりするのも、

【協力】【生き残り(サバイバル)】

この2つの要素を満たしているので
コミュニケーションであると言えるのです。

しかし、「コミュニケーション 方法」と検索して
出てくるサイトに書かれている以下のような教え。

1:相手に興味、関心を持つ
2:好印象を心がける
3:信頼関係を築く
4:良い聞き手になる
5:質問上手になる

これらは【協力】【生き残り(サバイバル)】
の要素がゼロとは言いませんが、論点がズレています。

例えば、「相手に興味、関心を持つ」という教えは

「相手と協力して生き延びるため」

という根本意識があってこそ、うまくいくことなの
ですが、その一番大事な意識のことを、
誰も教えていません。

世間的には、ただただ

「相手に興味を持ちなさい」

とだけ教えています。

しかし、その根源の意味や理由がわからないから
僕なんかは、

「相手に興味を持ちなさい」

「別に他人に興味なんて持ちたくない!」

と思ってしまいます。

あなたも同じように思ってしまうのではないでしょうか?

しかし、

「人間は長い歴史の中で協力して生き延びてきた。
だから、人と協力するためにも、
まず相手に興味を持つことが大事なんだよ」

と言われたら、あなたはどう感じるでしょうか?

こう言われた方が納得感があると思いませんか?

他にも、「ミラーリング」「バックトラッキング」
「オープンクエスチョン」などのテクニックも、
根本的に、教え方がズレているのです。

現在、一般的には

「ミラーリングを使えば、
上手くコミュニケーションが取れますよ」

という教え方がされていると思います。

しかし、違うのです。

正しくは

「人間は長い歴史の中で協力して生き延びてきた。
現代社会でも、人間同士でうまく協力するために
ミラーリングというテクニックを使ってみるのも
1つの手ですよ」

という教え方が正しいと思います。

また、世間の人たちは、

【協力】【生き残り(サバイバル)】

この2つの要素を
全く満たさずに人と接している傾向があります。

例えば、僕が関わっているNPO法人のあるスタッフは、

「私の仕事は弁当作りです。
お金を扱うのは嫌だからレジはやりません!」

と、自分の仕事はまっとうしますが、
周りに協力する意識がゼロだったりします。

例えば、ある先輩スタッフのおじさんは、

「僕は僕のやり方で自分の結果を出してきた。
木多くんも自分で頑張って結果を出しなさい」

と、上から目線で僕に偉そうに説教します。

この2人の人は、日本語という言語を使って
コミュケーションを取っているつもりです。

しかし、言動の中に、
「協力」という要素が全くありません。

だから、この2人は、根本的に、他者と
コミュニケーションを取っていないのです。

この2人は何をしているのかと言うと

【競争】

をしているのです。

そう、僕が多くの人たちを観察していて感じることは
みんな競争ばかりしている、ということです。

もちろん、人間や動物にとって競争は必要なことです。

僕は、ニワトリを飼っていますが、
ヒヨコを見ているとよくわかります。

ひよこは、与えたミミズを、
競い合って、奪い合って食べます。

競い合ってでも食べないと、
餓死して死んでしまうからです。

しかし、ヒヨコは競争しても、その後は争いを
忘れたかのように、みんなで寄り添って、
温めあって仲良く寝ています。

【競争しつつも、同時に、協力しあって生きています】

私たち人間は、同じことができているでしょうか?

僕も含め、多くの人は競争ばかりして、
協力できない人が多すぎるように思います。

そういう意味で言えば、私たち
現代人はヒヨコ以下なのかもしれません。

ただ、私たちが協力できないのは、明らかに、
教育や社会のせいだと思います。

僕たちは学校のテストやスポーツで、
常に競争ばかりさせられてきました。

社会人になっても、出世争い、年収争い、肩書争いを
せざるを得ない環境で暮らしています。

だから、どうしてもみんなが協力ではなく、
競争の意識が働いてしまうのだと思います。

しかし、人類が600万年も生き延びることが
出来たのは、人類が協力してきたからであることを
あなたは絶対に忘れないでください。

だから、僕は、

「他人と協力しよう。お互いが生き延びるために」

と思っているだけで、あなたが今後、すごく簡単に
コミュニケーションが取れるようになると
思っています。

例えば、

「人に協力しよう。周りの人たちと自分が
この世界でうまく生き延びられるように」

という考えをしていれば、絶対に
人に嫌われることなどあり得ないと思います。

もし、この気持ちを持って接していて、
あなたの悪口を言ったり、あなたのことを嫌いになる人
がいたら、その人は100%協力の意識がない人です。

その人は、確実に周りの大多数の人から嫌われて
いるので、付き合うような価値がない人間です。

実際、NPO法人の活動の中で、
僕のことを嫌っている人たちがいます。

しかし、その人たち自体が、他の大多数の人たちに
嫌われているので僕は全く気になりません。

だから、とにかく、人に好かれたい、
嫌われたくない人は他人に協力する意識を持って、
行動してみてください。

また、協力の意識を持てば、
あなたは恋人も簡単にできるようになると思います。

人間の根源を考えれば、男性同士、女性同士は
争うことが必要な場面も多々あります。

しかし、男性と女性というものは、根本的に、
争う必要がほとんどないのです。

だから、男性のあなたは、
協力意識を持って、女性と接してみてください。

例えば、女性が重たいものを持っていれば、
協力する意識で持ってあげる。

例えば、学校や職場で一緒に働いている女性に対して、

「なにか協力できないかな?」

と考えながら接して、
協力できることが見つかれば行動する。

こうやって行動していれば、周りの女性は必ず
あなたのことを素敵だと思ってくれるはずです。

少し時間はかかると思いますが、
接する時間が長くなればなるほどあなたのことを
好きになる女性が確実に現れるはずだと思います。

なぜなら、人類は長い歴史の中で
ずっと協力して生きてきたのですから・・・。

本能が逆らえないのです。

最後、簡単にまとめます。

現在、一般的に普及している
コミュニケーションノウハウは根源から
間違っています。

なぜなら、カウンセリングやセラピーなどの
精神療法が元になっているからです。

コミュニケーションを人類の歴史から考えてみると、
協力して生き延びるために行ってきたことだと
わかると思います。

だから、とにかくあなたは、今後、人と接する時に

【協力】

というキーワードを意識してみてください。

すぐに効果は現れないかもしれません。

しかし、実践をしていれば、あなたのことを
悪く言う人がドンドン少なくなってくる。

逆に、あなたのことを好きだと言ったり、
応援してくれる人が着実に増えてくることを
約束します。

ぜひ僕を信じてやってみてください。