こんにちは、木多崇将です。

私事ですが、とても嬉しいニュースがありました。

僕の住んでいる地域でずっと行われていた、
松枯れ対策のための、ヘリコプターでの、

【農薬の空中散布の中止が決定しました】

「へ?一体、なんのことだ?」と意味がわからない人が
多いかもしれないんですけど、僕は、
2018年から3年間、農薬の空中散布に対して、
反対活動をコツコツしていたのです。

以前、このようなネット署名を
お願いしたことを覚えている人もいるかもしれません。

→ http://chng.it/5kBLNMqpwD

(このネット署名は結局、うまくいきませんでしたが)

事の経緯を、改めて話したいと思います。

僕は2017年、自然を求めて、関西(大阪)から、
奥さんと一緒に岡山に引っ越ししました。

まだ、自然が残っている地元の岡山で、
無農薬の野菜作り、山遊びなどをしたいと思い、
畑と山林を借りることができる田舎の古民家へ
移住したのです。

しかし、引っ越した後に、
ショッキングなことを知りました。

それが、
ヘリコプターでの大規模な農薬の空中散布です。

もし、事前に知っていたら、絶対に、
引っ越しなどしませんでした。

なぜなら、ヘリコプターでまかれた農薬が
畑に入るかもしれないからです。

山での作業がまったくできなくなるからです。

(実際、検査をすると山林には、
農薬が残っていることがわかっています)

(奥さんが山作業をすると、
2日間、くしゃみ鼻水が止まらなくなります)

だから、僕は、まず、市役所に訴えかけに行きました。

すると、市役所の職員は、

「市民の要望があるから農薬空中散布を行っている」

と言います。

だから、僕は、次に、地元の区長とか、
地域の有力者に、主に老人たちに、
コンタクトを取っていきました。

僕は、むやみやたらに
「農薬反対」だけを主張しませんでした。

「地域全体を良くしましょう。
その1つとして、農薬の空中散布も止めましょう」

というスタンスで接しました。

地域の人たちと交流するために、
一緒に仕事をしたりとか、
お酒なんかも一緒に飲んだりもしました。

僕は、誠意を持って話をすれば、
みんなわかってくれるはずだと思っていたのです。

なぜなら、詳しく調べれば調べるほど、
農薬の空中散布は100害あって一利なしだ、
と確信していたからです。

もし、興味があれば、以下で、
詳しく説明しているので、読んでみてください。

→ https://1attractive.com/matsu-gare.pdf

しかし、地域の老人たちと接して、
よくよくわかったことがあります。

そもそも、老人たちには、

【自然環境を良くしたいとか、
地域を良くしたいとかという気持ちが一切ない】

ということです。

僕が一生懸命、

「みんなで地域を良くしましょうよ」

と、訴えかけても、

「そんなこと金にならないよ」

と言われたり、言われなくても態度で示されたりして、
全く協力などしてくれないのです。

だから、僕は、もう諦めて、
他の地域に移住することを考え始めました。

今の僕の住まいは借家です。

だから、引っ越そうと思えば、
どこにでも行けるのです。

しかも、その時期にちょうど、
石川県で先進的な取り組みをしている人がいること。

プロジェクトがあることを知って、強い興味を持って、
かなり真剣に、再度、移住を考えていました。

しかし、同時期に、ある本に、

「宿命、運命から逃げていけない!」

ということが書かれていました。

「困難、問題は、自分の成長のために与えられた物。
だから、安易に避けたり、逃げてはいけない」

この言葉を自分の心に問いかけた時、

「その通りだ!」

と感じてしまったのです。

だから、僕は、
諦めずに、逃げずに、岡山に留まること。

農薬の空中散布の反対運動を続けることにしたのです。

子供のためにも、
戦う姿勢を見せたかったこともあります・・。

僕は、次の行動として、
市議会議員のおばちゃんが運営している
市民環境保護団体に参加しました。

こういう団体なら、
同じ志を持った同士で協力しあえると思ったからです。

しかし、期待も、思いっきり外れました。

この団体の人たちは、自分は、大した行動もせず、
他者の非難ばかりする人たちの集まりでした。

例えば、僕が農薬の空中散布の中止の活動のために、
「署名活動をしましょう」と提案しました。

そのために、僕は、時間をかけて、
署名活動のチラシを作ったのです。

しかし、そのチラシの文面に対して、

やれ、「名称が間違っている」だの、
やれ「署名欄の数が足りない」だの、
やれ、「これは差別発言だ」だの、
どうでもいい、細かいことの指摘ばかりするのです。

僕は、別に何か意見があるとか、
指摘されるのは良いのです。

しかし、この団体の人たちは、

「これはダメだ。あれもダメだ」

というばかりで、

「もっと、こうした方が良くなる」

という建設的な意見を、全然、言わないのです。

まして、僕はネットビジネスもしていて、
自分の文章力は、最低限度はあるはずだと
自負していました。

だから、

「だったら、お前が署名活動のチラシ作ってみろよ。
文章書いてみろよ。絶対書けないぞ」

と、ムカついてきて、不毛すぎると感じて、
この団体も辞めることにしました。

ただ、その後、この環境保護団体は、
僕の提案した通り、署名活動を始めたのです。

しかも、僕が提案した文面を、
ほぼ丸コピーしたような署名用紙で。

正直、「おいおい、パクリじゃないか?」
と思ったんですけど、僕の目的は、
自分が称賛されることではありません。

農薬の空中散布を止めることです。

だから、僕はチャンスであると思い、
この署名活動に、個人的に、協力することにしました。

僕は、たった一人で、
地域の家を一件ずつ回る地道な署名活動を選択しました。

この時期、ちょうど真夏で、歩くだけで
汗が吹き出す環境の中、毎日、1、2時間程度、
コツコツと署名活動をしました。

ただ、この署名活動でも、
僕は、この世に対して絶望しました。

例えば、ある若者が住んでいるような家で、
インターホンを押して、

「署名活動に協力してください」

と言うと、何も答えずにガチャ切りされるのです。

僕は、無視されたことに気づかず
2、3分過ぎてた、なんてことが何度かありました。

例えば、農薬の空中散布は市の事業で行われている、
ほんの目と鼻の先で行われていることなのに、

「私には関係がない」

と堂々と言うようなおばちゃんがたくさんいるのです。

「いやいや、地域の事業だから関係あるでしょ!」

と言っても、聞く耳を持たないのです。

例えば、事情もよくわかっていないのに、
逆ギレしてきて、

「あんたのやり方は間違っている」

とか、こちらに説教をしてくるようなおじさん
なんかもいて、数回口論にもなったりしました。

もちろん、少ないながら、
賛同、署名してくれる人もいます。

しかし、「署名してください」と言われたから、
「はぁ・・・」と、よくわからずに署名する人も
いたり。

社会のことを真剣に考えている人が、ほとんどいない。

僕は、

「もう、日本は終わっている・・・」

と感じました。

僕は署名活動中、怒りと、絶望と、虚無が
入り混じった複雑な気持ちにずっとなっていました。

しかし、僕は、

「戦うことが大事なんだ。勝ち負けじゃない。
たった一人でも戦い続けることをしなければいけない」

と、自分に言い聞かせてやりました。

最終的に、
60票の人の署名を集めることができました。

ものすごく少ないですが、
不正が当たり前の署名活動で、不正なしで集めました。

そして、この署名は環境保護団体で集められて、
総署名800筆ほどで市議会に提出されました。

しかし、結果は、あっさりと否決されたそうです。

僕は、「あー、これでもダメなんだ・・・」
と、また諦めかけました。

しかし、僕は、もう逃げないと、決めていたので、
次なるアイデアを考えていました。

アイデアは2つ考えました。

1つ目は、山林を全部買うです。

「そうだ。もう山林を全部片っ端から買っていこうか?
全部、自分の所有の山なら、農薬まくな、
と言えるんじゃないか?」

「ただ、もし、山を全部買うとしたら、
それなりに大金が必要になる。うーん、
じゃあ、投資で大きく稼ぐことを目指そうかな?」

なんて、考えて、
投資の本格的な勉強も始めました。

もう1つのアイデアは、後で言うんですけど、
こちらも少しずつ始めていました。

そんな時、3日ほど前に、
買い物から帰ってきた奥さんが、
息切らして僕に駆け寄ってきて、

「ちょっと聞いて!いいニュースがあるよ」
歳森さんから聞いたんだけど、
空中散布中止になったらしいよ!」

と言うのです。

僕は、にわかに信じられませんでした。

しかし、よくよく話を聞くと本当らしいのです。

市役所に問い合わせてもらっても、
中止が決まったというのです。

まさに、青天の霹靂。

なにの前触れもなく、いきなり中止が決まったのです。

厳密に言えば、中止が決定したのは、
僕の借りている山林がある地区だけ。

他の近くの地域では、
まだ中止かどうか未定だという話です。

ただ、僕が借りている山林には、
農薬がまかれないことが決まりました。

だから、ようやく、山での遊びとか、作業が
できるようになるので、とても嬉しくなりました。

例えば、薪なんかどんどん集めたかったのに、
「農薬が・・・」ということがなくなるのです。

子供と、一緒に山で遊べるようにもなります。

後、僕が、密かに企画をしていた
「まつたけ復活プロジェクト」なるものも、
できるようになるかもしれません。

昨今、まつたけの
収穫量が減っていると言われています。

しかし、僕の考察では、まつたけが生えないのは、
やり方を間違っているだけです。

まつたけは、乾燥したやせ地を好む樹木です。

だから、まつたけを生やしたければ、
落ち葉などの栄養物を徹底的に取り除くことです。

やせ地にすることで、栄養が少ない状態にすることで、

「まつたけと共生でもしなければ生きられない!」

くらいの、過酷な環境にすることで、うなるほど
まつたけは簡単に採れるようになる仮説があります。

そして、取り除いた落ち葉などは良質の堆肥、
腐葉土として自然農法で使える可能性があります。

まず、松を育てることをすると?

→ 落ち葉を自然農法で利用できて、
無肥料、無農薬栽培ができる。

→ さらに、まつたけも採れたら、みんなウハウハ。

将来的な夢を話すと、僕は話が尽きません。

長くなるのでやめておくんですけど、とにかく、
今まで、色々何してもうまくいかなかった社会貢献で、
小さいながらも、ようやく結果が出て、
嬉しくなりました。

日本にも、
まだ希望があるのかもしれないと思った次第です。

今回、地域で行われていた
農薬の空中散布の中止の言い出しっぺは僕です。

中止を訴えていた人はいたと思いますが、
継続的に、活動までしていたのは僕しかいません。

つまり、これは、

【たった一人が動くことで、
世の中を変えることができる】

ということの事例、証明ではないかと思うのです。

僕には、地位も、権力も、
お金も、人脈すらありませんでした。

地域の人からは、
僕は完全に「変な人」と思われています。

実際、

「木多君は、
もっと地に足つけて生きないといけないよ」

とか、

「あんたの言うことは理想論すぎる。
現実は、厳しいんだ」

と、おじさん、老人たちから
何度言われたことか・・・。

僕の感覚的に、
協力者はいつもゼロと感じていました。

しかし、その状態でも、
農薬の空中散布が中止できたのです。

この事実は、僕だけではなく、あなた自身にも、
社会全体にも、意味があることのように思います。

一人が動けば、社会が変わる可能性があるからです。

今、本当に、混乱の時代です。

社会には山のように問題があります。

政治、経済、ビジネス、教育、医療、家族・・・。

各分野それぞれ、たくさんの問題があって、
しかも、それらが複雑に絡み合っていて、あなたは、

「自分一人が何かしたって無駄だ・・・」

と、思い込んでいるかもしれません。

正直、僕も思っていたのです。

もしかしたら、私たちは、

「自分一人が何かしたって無駄だ・・・」

と、思い込まされているだけ、
洗脳されているだけなのかもしれません。

なぜなら、一人で社会を
変えられないという根拠は何1つないからです。

僕が、事実として小さなことなら、
実現してしまったからです。

だから、あなたもぜひ、
どれだけ小さなことでもいいので、
社会問題の解決を目指してみてください。

もちろん、あなた自身が今、

「自分の問題で精一杯・・・」

なのであれば、自分の問題解決を優先してください。

しかし、もし、あなたが少しでも余裕があるなら、
社会の問題も解決しようと1ミリでも動いてください。

社会は、あなたも変えることができるのです。

もし、あなたが

「社会を変えたい。
でも、何をしたらいいかわからない」

というのであれば、とりあえず、
参政党という政党に協力してください。

僕は署名活動がダメだった後、
もう1つの案として、

「参政党に参加して市政に訴えかけよう」

と思っていました。

あなたは政治について、
どのようなイメージを持っていますか?

日本人は政治をタブー視している、無意識で、

「政治には関わるべきではない」

と、思い込んでいるような人が多すぎると思います。

しかし、この世は、法律、制度は、
すべて政治によって決まっています。

だから、本来、
政治に興味を持たないことはおかしなことなのです。

「一人では社会は変えられない」と同じように、
「政治に興味を持つべきではない」という洗脳を、
私たちは、かけられているように思います。

いつか、政治についても詳しく話したいんですけど、
僕が社会を、客観的に見た時、現時点で、
日本で唯一まともな政党。

日本を良くするために活動しているのは、
参政党しかありません。

そして、参政党を立ち上げた発起人であり、
事務局長の神谷宗幣さんという人。

この人を、僕は数年観察しているんですけど、
間違いなく確固たる信念を持って、
日本を良くしようと活動している人だと断言します。

僕の活動など、おこちゃまレベルだと言えるほど、
神谷さんは、長期間、かつ、精力的に活動しています。

だから、あなたが「社会を良くしたい」
と少しでも気持ちがあれば、まず、
参政党に興味を持って、調べてみてください。

とりあえず、参政党で出している
youtube動画が色々あるので、見てみてください。

→ https://www.youtube.com/c/%E6%94%BF%E5%85%9ADIY

もし、「この政党は素晴らしい」と感じたら、
実際、党員になるか、
各地域の支部もあるので参加して欲しいと思います。

ちなみにですが、
今度の7月に参議院選挙があります。

参政党は、参議院の国会議員を、
最低でも一人生み出すことを目標としています。

参政党のような小さな党が、
国会議員を一人でも当選させることは、
大変意味のあることです。

なぜなら、国会議員を一人でも出せば、

「国政政党」

だと任命され、資金面、知名度、意見の影響力などが、
飛躍的に、向上するからです。

今年7月の参議委員選挙以降は、
かなり長く国政選挙がありません。

もし、参政党から国会議員が出なければ?

この先も今のまま、自己保身しか
考えていない政治家が政治をやり続けるのです。

はっきり言って、日本は、お先真っ暗。

しかし、参政党から、
たった一人でも国会議員が出れば?

これが、日本が良くなる
大きなきっかけになるかもしれません。

「私一人が投票したとて・・・」

と思ったら、それが罠です。

今日の僕の話で、わかってくれたと思います。

「たった一人が何かかしたって・・・」

ではないのです。

たった一人の行動にこそ価値があるのです。

今度の参議院選挙は、
ぜひ参政党に投票をしてください。

みんなで少しでも、
日本という国を良くしていきましょう。

PS

「戦うこと」

僕は、この先の時代、
重要なキーワードになると思っています。

勘違いしないで欲しいのは、
争い、暴力、戦争をしろということではありません。

私たちは、「戦ってはいけない」と、
過度に、思い込まされすぎています。

「争いさえさければ平和が維持される」

とか、

「戦いを避けることが合理的で正しい判断なんだ」

と、思い込まされすぎています。

日本には、世の中の良い面だけを見て、
頭の中、お花畑の人が多すぎます。

「世の中きっと良くなる」

とニコニコしているだけでは、絶対、
農薬の空中散布は止まりませんでした。

僕が戦いも辞さず、
戦ったからこそ止まったのです。

あなたには、戦いを辞さない生き方をおすすめします。